ネット申込で店舗受け取りタイプ・仮カード発行タイプ

クレジットカードを作るには、通常1~2週間かかります。しかし、海外旅行や大きな買い物の予定などで、「とにかく急いでクレジットカードが必要!」という場合は、そんなに待っていられません。そんな時、即日発行できるカードがあれば便利ですよね。その代表的な11枚をご紹介します。

即日発行可能なカードは20種類くらいしかない

審査スピードの向上などで、即日発行が可能なクレジットカードの数はどんどん増えています。それでも、実際に申し込んだ当日にカードを手にすることができるカードは20種類くらいしかありません。どうしてもすぐに必要な場合は、この中から選ぶしかありません。

「即日発行といっても、いろいろ条件があって実は難しいんじゃないの?」と心配になるところですが、基本的には審査に通って必要な書類がそろっていれば即日発行は可能です。

ただし、通常と違ってカードが郵送されるのを待っていては当日には間に合わないので、店舗やサービスセンターに取りに行く必要があります。



即日発行のクレジットカードの作り方は、大きく分けて2種類です。

  • ネットで申し込んで店舗で受け取る
  • 店頭申込で仮カードを発行してもらい、後日本カード郵送

作り方別に、主なカードをピックアップしてみました。

ネットで申し込んで店舗で受け取る即日発行カード

インターネットで申込をするとカード会社から審査結果通知が来るので、OKなら店舗にカードを取りに行く方法です。発行にかかる時間は、インターネット申し込みの操作時間+審査時間(通常1時間程度)+店舗への移動時間です。

この方法で即日発行ができる主なクレジットカードはこちらです。

カード名受取場所
セゾンカードインターナショナルセゾンカウンター(全国51ヵ所)
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードセゾンカウンター(全国51ヵ所)
セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードセゾンカウンター(全国51ヵ所)
ACマスターカード(リボ専用)店舗(39ヵ所)・自動契約機1,065ヵ所)
エポスカードマルイ店舗・カードセンター(全国36ヵ所)
PARCOカードパルコ店舗(全国19ヵ所)

この方法では、カードが受け取れる店舗が近くにあるかどうかがポイントになります。消費者金融のアコムが発行しているACマスターカードは自動契約機でも受け取りができるため、全国どこででも受け取りができます。自動契約機なら最短30分でのカード発行も可能です。最も即日発行がしやすいカードといえるでしょう。

一方、エポスカードやPARCOカードは、近所にマルイやパルコのお店がないと即日発行は難しいです。セゾンカード系の3枚は、いちおう全国にサービスカウンターがありますが、都道府県によっては1件もないところもあるので、エポスカードやPARCOカードよりは即日発行がしやすいものの、ACマスターカードほどではありません。

店舗に着いてからは、カード発行にそれほど時間はかかりません。しかし、カード発行は営業時間内しかやってもらえないので、インターネットから申込みをする際は審査時間(通常は1時間以内)や移動時間から逆算して、早めに申込みをするほうが良いでしょう。

店頭申込で仮カードを即日発行するカード

お店に行って申込をすると、すぐに仮カードを発行してもらえる方法です。仮カードは後日郵送される正式なカードが届くまで使えます。発行にかかる時間は申し込みから30分~1時間程度です。

この方法で即日発行ができる主なクレジットカードはこちらです。

カード名受取場所
ビックカメラSuicaカードビックカメラ店舗(全国26ヵ所)
ゴールドポイントカード・プラスヨドバシカメラ店舗(全国23ヵ所)
ルミネカードルミネ店舗(全国12ヵ所)
大人の休日倶楽部ミドルカード全国のJR駅「びゅうぷらざ」
Amazon Mastercardクラシックテンポラリーカード発行(上限3万円)

インターネットではなく店舗で直接申し込むことと、発行されるのが仮のカードであることが特徴です。仮カードは限度額が正式なカードよりも低めですが、すぐに使うことができます。正式なカードは3日~2週間後(カードによる)に郵送されます。

こちらもお店での受け取りですので、店舗が近くにあることが重要です。ビックカメラやヨドバシカメラ、ルミネの店舗は全国にありますが、都市部に限られます。

受け取りやすさという点では、JR駅内の「びゅうぷらざ」で受け取れる大人の休日倶楽部ミドルカードは大変優秀です。しかし残念ながら満50歳以上でないと入会することはできません。

アマゾンの発行しているAmazon Mastercardクラシックは少し例外的な即日発行カードです。仮カードは四角いカードではなく、Web上の仮想カードです。物理的な仮カードは発行されません。上限は3万円しかありませんが、審査後すぐに使えるようになります。

セゾン系には即日可能なものが多い

先ほど紹介した10枚以外にも、即日発行が可能なカードはあります。しかし多くは特定の商業施設でしか使えないクレジット機能付き会員カードで、発行場所も1ヵ所しかないというものです。たとえば、以下のようなカードです。

  • クラブ・オンカード セゾン
  • サッポロファクトリーカードセゾン
  • ヤマカタヤカード
  • リウボウカードセゾン
  • SMARKカードセゾン
  • コクーンシティカードセゾン
  • 東京ミッドタウンカードセゾン
  • ラゾーナ川崎プラザカードセゾン
  • ミレニアム/クラブオンカードセゾン
  • アトレMクラブカード
  • まるひろMクラブカード

これらを見て分かるように、セゾンカードが提携しているカードには即日発行可能なものが豊富です。

もし、急いでクレジットカードが必要だけどどのカードがいいか全く分からないという状態になったら、「即日発行ならクレディセゾン系」であることを思い出してください。

受け取りの際に忘れてはいけないもの

即日発行とはいえクレジットカードを作るのですから、審査や契約には必要なものがあります。何が必要かはカードによって異なるので、クレディセゾンの例を見ていきましょう。

クレディセゾンの場合

  • 受付番号
  • 本人確認書類
    運転免許証、保険証、パスポート、在留カード・特別永住者証明書、個人番号カード
  • 金融機関のお届け印
  • キャッシュカード・通帳などの口座番号がわかるもの

どのカードでも、本人確認書類と引き落とし口座の口座番号は必須です。あとはインターネットから申し込んだのであれば受付番号など申し込み内容が分かるもの、カードによっては印鑑も必要です。

せっかく店舗まで取りに行っても身分証明書がなかったために翌日に・・・となってしまっては元も子もありません。店舗に行く前に必要な持ち物を必ず確認するようにしましょう。