一般の消費者はクレジットカードを何枚持っていて、月にいくら支払って、どこでよく使うのでしょうか?保有率や利用金額に関する調査によると、大多数の人がクレジットカードを持っている一方で、まだまだ活用しきれていない実態が明らかになりました。

84%の人がクレジットカードを保有〜平均保有枚数は3.2枚

クレジットカード会社JCBがおこなった『クレジットカードに関する総合調査(2016年度版)』では、カード保有率は84%、平均保有枚数は3.2枚という結果が出ています。

9割近くの人がクレジットカードを持っているという事実には驚きです。たしかに、周囲を見回しても「1枚も持っていない」という人は見当たりません。なお年代別では、20歳代が比較的保有率が低めで、最も高いのは50~60歳代です。親の同意がなくてもカードが持てるようになるのが20歳からで、年収や支出が最も多いのが50歳前後と考えれば、納得感のある調査結果です。

平均保有枚数は3.3枚、平均携帯枚数は2.1枚というのも著者自身に実感があります。よく使うカード1枚とまれに使うカード1枚が財布に入っていて、何かの機会に作ったもののほとんど使わないカードが自宅の引き出しに1枚あります。

日本では、平成27年3月時点で2億5890万枚のクレジットカードが発行されています(一般社団法人日本クレジット協会調べ)。

まさに、犬も歩けばクレジットカードに当たる時代なのですね!

みんな1ヵ月にどれだけ使ってるの?「月平均利用頻度と金額」

複数のクレジットカードを持っている場合、買い物の90%をメインの1枚で支払う傾向があります。その「最もよく使うカード」の月平均利用回数は5.6回、利用金額は約5.1万円です。週に1~2回、1万円弱の買い物をカードで支払っているという計算でしょうか。

地域別では首都圏の利用金額が高くなっています。世帯別では既婚世帯、年代別では40~50歳代が他の年代よりも高水準です。まとめると、首都圏に住む既婚40~50歳代のカード利用が最も多く、地方の未婚20歳代が最も少ないということになります。

よく使われている場所は「オンラインショッピング」

クレジットカードがよく使われている業種はオンラインショッピング(インターネット通販)です。35.8%が主なカードの利用先にオンラインショッピングを挙げています。携帯電話料金やスーパーマーケットがそれに続きます。

カードで支払うイメージのある百貨店や小売店・家電量販店が主な利用先と答えた人は10~20%と、以外に少なめです。しかし加盟店が増えていることもあってお店での利用頻度は年々増加傾向にあります。

今のカードを持った理由は「ポイントをためるため」

現在使用しているクレジットカードを選んだ主な理由は、「ポイントやマイルをためるため」が圧倒的な1位でした。クレジットカードには特典割引や付帯保険などのサービスもありますが、それについてはあまり重要視されていないようです。

多くの人にとって「自分がよく利用するポイントやマイルがためられるかどうか」が、カード選びの最大の要素であることが分かります。

さて、ここでひとつの疑問が浮かびます…

カードを持った第一の理由が「ポイントをためるため」というお話をしましたが、これはつまり「使えば使うほどポイントがたまる」ということです。

それにしては、月平均利用金額が5.1万円とは少なくないでしょうか?生活費はだいたい平均すると20万円くらいはかかっているのではないでしょうか?

持っているのに活用しきれていない!意外な事情

カードで支払える対象はどんどん増えていっているのに、実際には現金で支払ってしまっているケースが多く見られます。その代表格は、「光熱費などの固定費」と「少額の支払い」です。

携帯電話料金や電気・ガス・水道料金もクレジットカードで支払えることはよく知られていますが、実際には33.5%の人がカード以外の支払い方法を選択しています(楽天リサーチ調べ)。カードで支払わない理由をたずねると、「特に理由はない」が60%近くを占めます。つまり、何となく他の支払い方法にしてしまっているのです。

日々のこまごまとした買い物も、ちりも積もればけっこうな金額になります。コンビニエンスストアなど、クレジットカードが使える場所ではたいてい少額でも支払いが可能ですが、1,000円未満の買い物にクレジットカードを使うのをためらう人はまだまだ多く、76.6%の人が現金で支払うと答えています。

まとめ

各調査からは、クレジットカードを持っているのに使える場所で使いきれていない、という実態が明らかになりました。クレジットカードを有効活用するには、いかに「どうせ払わなければならないものをカードで支払うか」が重要になってきます。光熱費やコンビニなど、日々何気なく現金で支払っているものでカード支払いに置き換えられるものはありませんか?

以上、普段あまり気にしないけれど知っておくと意外な事実に気づく、クレジットカード最新事情について説明してきました。

どうせなら、クレジットカードはどんどんおトクに活用していきたいですね。