全国で140万人以上のユーザーがいるアコムは、初めて利用する方限定で最大30日間無利息サービスがあり、大手消費者金融で標準的なサービスを提供しています。
申し込みから最短60分のスピード融資が可能です。カードローン初心者で、特に急いでいる方におすすめなカードローンです。
アコムの長所・短所の分析、他社との金利比較などをまとめました。初回限定「30日間金利0円サービス」の使い方など、初心者でもわかるように詳しく解説します。
- はじめてアコムを利用する
- 手続を自宅で済ませたい
- 家族に内緒にしたい
- なるべく早くお金を借りたい
- 無利息を最大限に活用したい
- 高額融資を希望していない
アコムの説明メリット・デメリット
アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)に属する貸金業者です。1936年に丸糸呉服店として創業、1947年から前身にあたる質屋業を始め1978年にアコム株式会社を設立。信販会社を吸収合併し、2008年からMUFGの連結子会社になりました。2010年よりアコムは三菱UFJ銀行カードローンの保証会社になっています。
アコムのメリット
初回限定「30日間金利0円サービス」
はじめてアコムを利用する方は、最大30日間の利用分が0円(無利息)になります。このサービスの適用は「契約日の翌日から30日間」になるので、なるべく契約直後に借入れした方が得になります。
他の消費者金融も同様のサービスがあります。
消費者金融「無利息サービス名」 | 無利息期間 |
アイフル「30日間利息0円サービス」 | 30日間(契約日の翌日から) |
アコム「30日間金利0円サービス」 | 30日間(契約日の翌日から) |
SMBCモビット | なし |
プロミス「30日間無利息サービス」 | 30日間(初回借入日の翌日から) |
例えば、契約日から20日目に借入れたとしたら、無利息になるのはたったの9日間になってしまいます。少し気をつけておきましょう。
サービス適用期間に返済すれば利息は0円です。借りた分だけ返済するだけです。
融資までのスピードがはやい
店頭窓口、自動契約機(むじんくん)、来店不要のアコムのホームページ、電話、どの申し込み方法でも最短60分で融資が可能です。
受付 | 営業時間 |
店頭窓口 | 9:30 ~ 18:00(土日祝日休み) |
無人契約機(むじんくん) | 9:00~21:00(年中無休、*年末年始は除く) |
アコムのホームページ(24時間受付) | 24時間 |
電話受付 | 24時間 |
家族に内緒にできるACマスターカード
アコムはクレジットカードの国際ブランド「マスターカード」から、国内唯一消費者金融としてライセンスを与えられていて、独自のキャッシング機能付きクレジットカード「ACマスターカード」を発行しています。表面のカードデザインには「アコム」の表記がありません。
ACマスターカードはリボルビング払い専用カードですが、支払い指定日までに一括で支払うと、一般的なクレジットカードの1回払いと同じ扱いになります。カードの最大利用限度額は、ショッピング10万円~300万円まで、キャッシングとの利用合計は800万円までです。
カードの発行は最短60分で、事前にアコムのホームページやフリーダイヤルを通して仮審査を受けておくと、アコムの自動契約機「むじんくん」から発行されます。
アコムのデメリット
銀行カードローンと比べると金利が高い
アコムの金利は年率3.0~18.0%に設定されています。消費者金融としては平均的な金利になりますが、銀行カードローンの平均的な金利の上限は15%弱です。低金利を重視する方には、アコムは向いていないかもしれません。
実際の金利はいくらになるのか?
アコムの金利は3.0~18.0%で、借入限度額により金利が決められます。下の表はアコムが公開している貸付利率別残高のデータで「どんな割合でアコムからいくらの金利で借りているのか」がわかります。
アコムの貸付利率別残高(無担保ローン)
年利 | 件数 | 構成割合 | 残高(百万円) | 構成割合 |
10.0%以下 | 76,346件 | 5.3% | 37,271 | 4.7% |
10.0%〜15.0% | 348,766件 | 24.2% | 366,956 | 46.8% |
15.0%〜18.0% | 989,024件 | 68.6% | 360,802 | 46.0% |
18.0%〜20.0% | 1,664件 | 0.1% | 2,589 | 0.3% |
20.0%超 | 23,263件 | 1.6% | 9,915 | 1.3% |
ほぼ7割の人が「15.0%〜18.0%」の金利帯で借入していることがわかります。
金利3.0~18.0%で借入限度額により金利が変動しますが、初めてアコムを利用する方の場合は金利18%が適用されると考えましょう。
利用限度額は最低10万円から最高限度額800万円。10万円単位で限度額が設定されます。
貸金業法上、10万円~100万円未満の借入の金利上限は18%になるので、18%に設定している消費者金融がほとんどです。なお、100万円以上の借入れの上限は15%になります。下限金利は3.0%は最高限度額で適用される金利ですが、消費者金融で金利3.0%が適用されるケースはほぼありません。
新規の方の場合は、ほとんど金利18%になると考えましょう。優良な返済実績が続けば、将来15%以下の金利が適用される可能性があります。
大手消費者金融の金利比較
業者名 | 金利 | 利用限度額 |
アイフル | 4.5~18.0% | 500万円 |
アコム | 3.0~18.0% | 800万円 |
SMBCモビット | 3.0~18.0% | 800万円 |
プロミス | 4.5~17.8% | 500万円 |
大手消費者金融と比較しても、大きい上限の金利の差はありません。
総量規制の対象になる
アコムを含む消費者金融事業者は、総量規制の対象になります。年収の3分の1を超える金額を借入れることはできません。
消費者金融には貸金業法が、銀行カードローンには銀行法がそれぞれ適用されます。総量規制とは、貸金業法によって定められた「借り過ぎ」「貸し過ぎ」を防ぐための規制です。総量規制の対象となる消費者金融事業者は、「年収の3分の1を超える金額を貸付してはならない」と定められています。(参考・金融庁「貸金業法のキホン」)
おまとめ・借り換えに不向き
アコムには、「借換え専用ローン」のサービスがありますが、金利の上限が18.0%と高めの金利なので、「おまとめ」「借り換え」を利用するにはあまり良い条件ではありません。
提携ATMの手数料がかかる
アコムのATMなら手数料は24時間無料で利用できますが、提携金融機関のATMから借入れ・返済の利用には、1万円以下の取引につき110円、1万円以上の取引につき220円の手数料がかかります。
アコムの審査基準
アコムの審査基準は『契約の基準は、20歳以上の安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方です。』と記されているのみで、具体的な基準は明文化されていませんが、主に「収入状況」「信用情報」「他社からの借入状況」の3つの条件が重要になります。
収入状況 | 給与・事業・不動産・投資による安定した収入がある。収入形態(固定給・歩合給・時給制)は問わず。親からの仕送りは収入としては認められません。 |
信用情報 | 信用情報に事故情報(長期延滞・代位弁済・債務整理・強制解約・貸付自粛依頼…などの金融事故)が記録されていない。「住宅ローンや自動車ローン、携帯電話の分割払い等の滞納」も含む。 |
他社からの借入状況 | 貸金業者(消費者金融・クレジットカード会社・信販会社←*ただし銀行は含まれない)からの借入件数が少なく、かつ借入総額が年収の3分の1を超えていない。 |
*アコムは個人信用情報機関「シー・アイ・シー(CIC)」と「日本信用情報機構(JICC)」に加盟しています。
申し込みできる人・できない人
申し込みできる | 申し込みできない |
正社員・契約社員・派遣社員 パート・アルバイト 学生・主婦 |
専業主婦(主夫)無職の方 |
学生や主婦でも、20歳以上でアルバイトやパート等で安定した収入がある方であれば借入れができますが、収入のない専業主婦の方の場合は総量規制に当てはまるために借入はできません。
アコムの3秒診断
アコムのホームページにある3秒診断は、「個人情報」「信用情報」を省いた簡易審査です。実質的には「総量規制をクリアしているかどうか」を判断する計算機みたいなものと考えてよいでしょう。
3秒診断の必要入力事項
- 年齢
- 年収(総支給額)
- カードローン他社からの借入状況(金額)
この3秒診断は、年収と借入れ金額のバランスを計算して、総量規制を算出して「借入が可能かどうか」を判断しているものです。診断結果には、「お借入できる可能性が高いです」「お借入可能の判断ができませんでした」のどちらかが表示されます。
申込から借入までの流れ
申請のための必要書類
本人確認書類 | 運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証、在留カード、外国人登録証明書、特別永住者カードなど
顔写真のない本人確認書類を提出する場合、書類の住所が現住所と異なる場合は、「住民票」「公共料金の領収書」「納税証明書」のどれかを併せて提出が必要。 |
収入証明書類 (借入総額による) |
源泉徴収票、給与明細書、確定申告書、所得証明書など
収入証明書類はアコムで50万円を超えた借り入れ、もしくは他社との借入総額が100万円を超える場合に提出が必要になります。 |
インターネットからの申し込み方法
申込みから借入れまで、アコムのホームページで完遂できます。本人確認書類は、スキャンや携帯のカメラで撮影したものをアップロードして提出します。手続きが終われば「契約手続きのお願い」のメールが届き、契約内容を確認するページに誘導されます。「同意」をクリックすると契約完了です。
融資までにかかる時間
契約までには1時間程度の余裕を持っておきましょう。アコムでは、24時間土日も融資可能です。(金融機関・お申込み時間によって利用不可の場合あり)会員ページから「振込み融資」を選択すれば、融資は指定の口座に振込みされるので、店頭窓口や無人契約機に行く必要はありません。
アコムへの返済
返済方式
アコムの返済方式は、毎月の一定額を支払う「定率リボルビング方式」です。毎月に固定された金額を支払うのではなく、残高に対して一定の割合を掛けた金額を「月々の最低返済額」として返済していく方式です。
借入限度額 | 割合 |
1万円~30万円 | 4.2% |
30万円超~100万円未満 | 3.0% |
100万円超 | 3.0〜1.5% |
割合は借入限度額ごとに設定されています。例えば、限度額30万円以内のとき割合は4.2%になります。
30万円 × 4.2%(割合)= 1万2,600円
切上げて、1万3,000円になります。
例えば、借入限度額30万円の利用者が30万円を借りたとして、10回に分けると毎月3万3,000円返済していくことになります。
もし、3万3,000円の返済ができなくなった月があっても、最低返済額の1万3,000円を返済すれば約定返済として認められます。
借入限度額 | 割合 | 割合を掛けた金額 | 実際の最低返済額 |
10万円 | 4.2% | 4,200円 | 5,000円 |
20万円 | 4.2% | 8,400円 | 9,000円 |
30万円 | 4.2% | 12,600円 | 13,000円 |
40万円 | 3.0% | 12,000円 | 12,000円 |
50万円 | 3.0% | 15,000円 | 15,000円 |
返済方法
アコムの返済方法は以下の6通りがあります。
- インターネット返済
- アコムATM
- 提携ATM
- 店舗窓口
- 銀行振込
- 口座自動引落し(自動引落)
インターネット返済
アコムの会員ページから返済手続きができます。土・日・祝日を含めた24時間365日利用でき、手数料が無料です。インターネットバンキングの利用には、Pay-easyが使える金融機関の口座が必須です。利用したい金融機関からインターネットバンキングにログインし、決済口座を指定する必要があります。