申込~審査~受け取りまでの流れ
クレジットカードはお金のかわりになるので、その入手方法もさぞかし複雑かと思いきや、そんなことはありません。クレジットカードの入手方法は簡単です。最初に必要事項を記入すればあとはカードが来るのを待つだけです。最近は即日発行可のクレジットカードも登場して、どんどん手に入れやすい仕組みになってきています。
クレジットカードを作るのに必要なものは3つ
申込みをする前に必要なものがそろっているか確認しましょう。といっても、特別に用意するようなものではありません。
- 住所(実際に住んでいる場所)
- 身分証明書(運転免許証・パスポート・住民票・健康保険証など)
- 銀行口座(支払いの引き落としに使用)
未成年の場合は上記に加え親の同意書が必要です。また、キャッシング枠を大きめにしたいと考えている場合は、収入証明書(源泉徴収票や給与明細書など)の提出を求められることがあります。
全体の流れは『申込 → 審査 → カード受け取り』
クレジットカードにはさまざまな種類がありますが、受け取りまでの流れはだいたい同じです。
- 申し込み
(申込書に住所・氏名・勤務先など必要事項を記入し、提出します) - 審査
(クレジット会社が申込者の本人確認と過去のクレジット利用履歴をチェックします) - カード発行
(審査OKならカードを発行します) - カード受け取り
(登録した住所に郵送で届きます)
インターネット・店頭・郵送〜どの申込方法がおすすめ?
クレジットカードの申込方法は、主にインターネット・店頭・郵送の3つです。それぞれメリット・デメリットがありますが、最近ではインターネットから申し込むのが主流になっています。
①インターネットでの申し込み
インターネットから申し込む最大のメリットは、お得なキャンペーンが受けられることです。
カード会社としては人件費のかからないWeb経由の申し込みを増やしたいのと、インターネット世代を顧客として獲得したいという狙いがあるので、キャンペーンなどでさかんにインターネット申込をうながします。申込書の郵送に時間がかからないぶんカードが早く届くというメリットもあります。
②店頭での申し込み
店頭申込とは、銀行や家電量販店、ショッピングセンターなどのクレジットカード入会のコーナーで申し込むことです。対面で相談や説明を受けたい方にはこちらが向いています。時期によっては魅力的なキャンペーンをやっていることも。
ただし気をつけたいのが、扱っているカードの種類が自分に合っているものかどうか、その場では比較できないということです。あらかじめ目をつけていたカードを申し込むには良いでしょう。
③郵送での申し込み
郵送申し込みは、今となってはあまりメリットが感じられない申込方法です。紙の申込書を店頭や郵送で入手し、手書きで記入して返送しなくてはなりません。
審査やカード受け取りまで時間がかかりがちで、キャンペーンが少ないというデメリットも。どうしてもインターネットからの申し込み抵抗があり、書類でのやり取りのほうが慣れている方には向いています。
クレジットカード会社は借りたお金をきちんと返してくれる人とだけ取引をしたいので、申込者が信用できるかどうかの審査は必須です。
審査ってどんなことをするの?
審査では以下のようなことがおこなわれます。
- 本人確認・・・主に電話で、氏名・生年月日・契約の意思などを確認
- 与信チェック・・・年収・勤続年数・健康保険の種類などから信用度をチェック
- 自社との取引履歴確認・・・過去の自社との取引状況・返済実績を確認
- 他社との取引情報を照会・・・信用情報機関を利用して、自社以外でトラブルがないか照会
クレジットカードの審査についてはまた別途くわしくお話ししますが、いざ申し込むという段階になってからは審査に受かるためにできることは限られています。
申込書の記載ミスや本人確認の電話に出ないなど、審査をさまたげる失敗をしないようにだけ気をつけましょう。
カード到着までにかかる時間
一般的に申込みからカード発行までは1週間程度といわれていますが、実際にはカードの種類によってかなりスピード差があります。最短即日発行というものがあれば、1か月かかるものもあります。
申し込む時期によっても異なります。4月の新生活シーズンはクレジットカード業界の繁忙期です。新社会人や新大学生がいっせいに申し込みをするため、審査部門は大パニックになります。また、秋の引っ越しシーズンである9月や10月も遅くなりがちな時期です。
申込者の信用度が高ければ、審査は早く終わります。年収が高めで勤続年数が長く、過去の取引に問題がなければスピード発行も可能ですが、微妙なラインだと時間がかかることもあります。
クレジットカード申込の注意点
スムーズにカードを受け取るために、覚えておきたい注意点が2つあります。
審査は申込書をベースにしてすすめられるので、この情報に誤りがあるとカード発行に手間取ったり、最悪の場合審査に受からないこともあります。記入ミスはもちろん、少しでも属性を良く見せようと勤続年数やポジションをごまかしてもすぐにバレるので絶対にやめましょう。
カードは基本的に本人確認書類に記載してある住所にしか送られません。配達時には身分証明書の提示を求められます。クレジットカード会社としては間違って送付してしまうと大問題なので、本人確認は厳密におこなわれます。
もし引っ越し直後などで本人確認書類と実際に住んでいる住所が異なる場合は、電気・ガス・水道などの公共料金の領収証書を添付することで例外的に対応してもらえることもあります。とはいえ面倒ですし、カード会社によってはダメな場合があるので、運転免許証や住民票の更新は早めに済ませておくことをおすすめします。
以上、申込みからカード受け取りまでの流れをざっとご紹介してきました。あとは自分に合ったカードを見つけるだけですね。