年間利用額・優遇制度があるクレカ・サービスを受けるコツ
世の中のさまざまな商売では、お得意様を大事にすることが奨励されています。クレジットカードにも、そんな仕組みが欲しいですよね。それを実現したのが、クレジットカードの利用額に応じてポイント還元率がアップしたり、ボーナスポイントが付与されたりするサービスです。カードを使えば使うほどポイントが優遇されるサービスを提供しているクレジットカード会社はどれか、調査してみました。
カードを使えば使うほどポイントが上がる
クレジットカード会社によっては、年間利用額に応じてポイントを優遇するサービスを提供しているところがあります。もし年間の支出のうち50万円以上クレジットカードで支払う予定がある場合は、そういった優遇サービスを受けられるカードを選んだ方が良いでしょう。
ポイント優遇サービスの内容は、大きく分けて以下の2つです。
- 年間利用額に応じて還元率が上がる
- 一定利用額ごとにボーナスポイントが付く
年間利用額に応じて還元率が上がるサービスとは、たとえば前年の利用額からその人のランクを決定し、翌年からランクに合わせた還元率を適用するものです。
ランクは「ステージ」「レベル」といった呼び方をすることもあります。
一定利用額ごとにボーナスポイントが付くサービスとは、「○○円利用ごとにXXポイント付与」という仕組みです。50万円以上からに設定されている場合が多いようです。
「お得意様優遇制度」があるクレジットカード
下記は、カードを使えば使うほど優遇されるサービスがあるクレジットカードの一例です。
<利用額に応じた優遇制度があるクレジットカード>
カード名 | サービス名 | 内容 |
JCBカード | JCBスターメンバーズ | 年間一定以上のカード利用で最大70%アップ |
MUFGカード | グローバルプラス | 年間100万円以上利用で20~50%アップ |
三井住友VISAカード | ボーナスポイント | 前年度と今年度の利用額に応じてポイント付与 |
ライフカード | LIFEサンクスプレゼント | 年間50万円以上で1.5倍、150万円以上で2倍 |
たとえばゴールド・プラチナ会員で前年度利用額が300万円以上の場合、今年度利用額50万円以降、10万円ごとに60ポイントが付与されます。毎年300万円使う人なら、1,500ポイントがプレゼントされる計算になります。一般会員で前年度100万円以上300万円未満の利用なら、50万円以上10万円ごとに15ポイントがもらえます。毎年100万円使うなら75ポイントですね。
いずれも登録などの手続きは必要ないので、特に意識しなくても勝手に恩恵があるシステムです。
年間利用額をムダなく増やす方法
クレジットカードで買い物をすればするほど、ポイントがおトクになるケースがあることが分かりました。
しかし、だからといって、ムダ遣いをして支払額を増やしてポイントを得ようとするのは本末転倒です。
新たな出費を増やすのではなく、生活にかかる費用をクレジットカードで支払うようにすればいいのです。
年間50万円と聞けば多く感じるかもしれませんが、月額にすると4万2,000円です。電気・ガス・水道などの光熱費、携帯電話やネット接続などの通信費といった、いわゆる固定費をクレジットカード払いにすれば、家族世帯ならすぐに超えそうな金額です。それにインターネットショッピングや食事など固定費以外の出費をクレジットカードで支払えば、年間50万円程度ならそれほど難しくありません。
年間利用額をムダなく増やすコツは、メインのカードをはっきりさせることです。Aのカードで年間30万円、Bのカードで年間20万円というように使っていると、せっかく年間50万円をクレジットカード支払いにしているのに、お得意様優遇の恩恵を受けることはできません。
- 年間利用額に応じて優遇サービスのあるカードを選ぶ
- 生活費における固定費をクレジットカード支払いにする
- メインのカードを決める
この3つを意識することで、使えば使うほどポイントが貯まるクレジットカードを手にすることができます。