クレジットカードにかかる手数料のまとめ

クレジットカードの手数料一覧

年会費手数料

年会費とは、1年に1回支払う必要のある手数料です。手数料額はカードによってさまざまで、無料のものから何と35万円というものまであります。

一般的に年会費は付帯するサービスが充実しているほど高くなります。国内・海外旅行保険、空港ラウンジ、海外サポートデスク、各種優待がしっかりしているカードは年会費が1,000円から3,000円ほどかかります。

また、グレードが高いカードほど年会費も高めです。ゴールドカードは年会費が1万円を超えることは珍しくなく、プラチナカードになると3万円から5万円にもなります。国際ブランドではアメリカン・エキスプレスやダイナーズの年会費が高めです。

入会金

クレジットカードを新たに作る時に発生する手数料ですが、現在では入会金が有料のクレジットカードはほとんど見当たりません。まれにレンタルショップなどの会員カードと一体になったカードを作ると手数料がかかることはありますが、これは厳密にはクレジットカードの入会金ではなく会員になるために手数料です。

入会金に関してはあまり気を使う必要がなさそうです。

発行手数料

クレジットカードを発行（製造）するための手数料ですが、こちらも入会金同様0円のケースがほとんどです。ただし、家族カードや電子マネーカード、ETCカードを作る場合は別途費用が発生する場合があります。金額はおよそ数百円から1,000円程度です。

気をつけたいのは、クレジットカードが破損・紛失・盗難に遭った際の「再発行手数料」です。無料のところもありますが、500円から1,000円ほどかかるところが多くなっています。さらに、もし海外でカードにトラブルがあった場合は、現地に緊急用のカードを発行してもらうことがあります。この緊急カードの発行手数料はとても高く、たとえば三井住友VISAカードの場合10,000円（税抜）もします。

金利手数料

クレジッカードの支払い方法を「1回払い」「2回払い」「ボーナス一括払い」にすると金利手数料は無料ですが、「3回以上の分割払い」「ボーナス2回払い」「リボ払い」にすると金利手数料が発生します。

目の前で支払うわけではないのであまり「手数料」という感じはしないかも知れませんが、返済の際にしっかり取られています。利率は最大で18％、キャッシングやカードローンと変わりません。クレジットカードの「隠れた手数料」といえるでしょう。

海外利用時の為替事務手数料

海外で支払ったドルやユーロなどの外貨を円貨に換算するときにかかる手数料です。換算レートは各国際ブランドが独自に設定していて、それには為替手数料が上乗せされています。

たとえば1ドル＝110円で手数料が1.6％だとすると、1ドル＝111.76円で換算されます。100ドル（11,000円）の買い物なら請求額が11,176円になる計算です。

海外滞在時にカードが複数あるなら、できるだけ手数料の低いところを選んだほうがおトクです。

マイル移行手数料

カード利用で貯めたポイントをマイルに移行する際にかかる手数料です。マイル移行手数料はだんだん値上げされる傾向にあります。2014年6月には、JCBカードが自社の「Oki Dokiポイント」をANAのマイルに移行する際の手数料を2,000円から5,000円に値上げすると発表しました。
JALカードでも同等の手数料がみられます。

ポイントを交換することによってマイルを貯めるには条件が厳しい時代になってきているのかもしれません。

解約手数料

クレジットカードを退会した時にかかる手数料です。基本的にはどのカードも無料です。

「JCB CARD EXTAGE」というカードは例外で、入会から5年未満で退会しようとすると2,000円の解約手数料が発生します。解約についての情報はあまり親切には書いていないものなので、あらかじめ注意が必要ですね。